ビニャレス。乗馬と珈琲と葉巻と洞窟

10/11、12

キューバ初の移動日である。たまたま同じ宿の人も、同じバスでビニャレスへ向かうので一緒に行く事に。ローカルバスで行こうと思い、待つ事10分。来た!早いじゃないか!喜んで乗り込もうとすると、満員…。乗れそうであったが、バスは行ってしまった。おい、乗せないんかい!さすがキューバである。ちょっと慣れてきた。幸い今日は3人いるのでタクシーで行く事に。5cuc÷3=1.7cucまあこんなもんだろう。幸いにもクラシックカーにまともな値段で乗れたのだ。めでたい。

さて、早めに着き1時間ほど待って出発…したのだが、バスの様子が何かおかしい。暑い…。暑い!?ご多聞に漏れず、ビアスールも寒い事で有名だが、暑いのだ。クーラーの故障。聞いた事ないぞ!まーキューバだしこんなもんか。僕の閾値は、下がり続けるばかりである。そのうち仏になれそうだ。1時間ほど遅れ、走り出したが、クーラーは直ったわけでもなく、暑いまま走行した。
到着は3時過ぎ、あまり宿も決めていなかったが、閑散期のため、うちのカサ(民宿みたいなもの)に泊まってくれと客引きが多数。一緒にいた方が話しをつけてくれ、そこに泊まることにした。が、安い…安すぎて怖いのだ。その値段5cuc。だいたい15cucが相場だと思っていたのだが。どんなボロ屋だ?一応、獣医をして微妙にへんな病気を知っているため、へんな虫に刺されるのは勘弁である!サシガメとか!もちろん南京も!
ついて行く事10分、だいぶ街はずれに来たが大丈夫か?目の前にはボロアパートが!やばいやられた!…っと思い、扉を開けると…

 

 

 

 

綺麗じゃん!クーラーあるし!めっちゃいいじゃん!キューバ人悪い人いない!適当について行ってみるものである。おばさんごめんなさいm(._.)m
ご飯に期待していないキューバであったが、夕食はうまかった。

朝8:50起床。楽しみにしていた乗馬ツアーである。このためにビニャレスに来たのだ。時間が知らされていなかったため、起きたらもう迎えが来ていた。急いで用意を済ませおじさんについて行く。

まずは葉巻農園から。チャーミングなおじさんが、英語で説明してくれた。

どうもニコチンは、葉の葉脈に集まるらしく、葉脈を取り除くと90%以上除去されるらしい。手巻きでしか出来ない芸当である。葉巻はフィルターがないため、蜂蜜を代わりに使うと言う。うまい!

彼こそは葉巻界のチェ・ゲバラであろう。閑話休題。

一通り説明が終わったところで乗馬開始。どのようなものかと思っていたが、説明は1分で終わり、馬に乗れた。本望である。日本ではありえない。我が愛馬ショコラッテ。穏やかな馬に乗り山道を進む。ここビニャレスは近くに山がある田舎町であり、その山道を進んで行く感じだ。途中山小屋で休憩。馬に乗り川の中を進む。こんなアドベンチャーなど聞いていないのだが…。

そして洞窟。おじさんが狭いから気をつけろと言っていたが、ほんとに一人通れるほどの狭さである。そして鍾乳洞を叩いて「いい音するだろ」とおじさん。触っていいのか鍾乳洞!?さながらインディージョーンズである。楽しい、楽しすぎる。

 

最後に珈琲農園。ご存知だろうか?コーヒーの実は赤いのだ。かねてより、コーヒーをこの目で見てみたいと思っていたが、やっと叶った。帰ってから行きつけの豆屋さんとの話が弾むに違いない。そしてキューバ産のラム種もここで作られているらしく試飲できた。


これだけてんこ盛りのアドベンチャー5時間ほどのコースである。そのお値段10cuc。えーと、安すぎないだろうか?何かこの国は値段の付け方を間違えているのではないだろうか。否、ともかく楽しいひと時であった。

(なお、価格は交渉その他で決まるため、今回の価格は参考値である)

(Cへ。こんなのどかな豚さんもいるんだねー。かわいい♪)

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