ペルー、リマからイキトスへ

3/13 バスで一日かけワラスからリマへ。日本では見られない風景の変化が楽しい。高所では緑が多いのだが降って進むほどに乾燥してゆく。

夕方、リマに到着。噂では治安があまり良くないと聞き警戒していたが、それほどでもなさそうだ。ペルーと言うと、日本人の僕としては遺跡などのイメージが強いが、首都は十分都会である。翌日から散歩がてら大統領宮殿や考古学博物館を巡る。

日系ペルー人カルチャーセンター。ペルーは結構日本の移民がいるらしい。

考古学博物館。アクセスは悪いがペルーを中心とした文化が展示されている。インカ帝国のマチュピチュをイメージしていたが、それ以前から様々な文化が花開いていた。よくよく考えれば確かにそうだ。文化に興味のある方にはおススメ。

夕方、ペルーの美容院へ。実は以前から髪を切りたかったのだが、いかんせん中南米。髪型がひどい事になるだろう事を警戒し我慢していたのだが、日本出国より6ヶ月。もう限界であったので意を決して行ってみることに。ホステルの人に教えてもらい、腕が良いというショッピングモールにある美容院へ。

予想は正しかった。結果これである…

翌日から飛行機でペルーのアマゾン、イキトスへ。飛行機からジャングルがうかがえる。

フライトは1〜2時間程度。飛行機を降りると生暖かい風がふく。完全に東南アジアの匂いだ。テゥクテゥクで中心街に向かう。

明日からジャングルツアーに参加したかったため、急いでエイジェンシーを回り、なんとかエージェントを決めた。噂では当日夜でもツアーが取れるという話だった。確かに参加はできるが選択肢はあまりなく、時間も無かった。できれは、1日エージェントを回る日を作ることをお勧めする。

ジャングルと言えば、ブラジル、マナウスが有名だが、観光地化が進んでおり、とても高いそうだ。旅する方の参考までに。

明日から、二泊三日のジャングルツアーだ。

 

 

3/11 Pastoruri Glacier パストルリ氷河

パストルリ氷河の1日ツアー。今回も御多分にもれず早朝集合だ。バンに乗り氷河に向かう。朝食休憩をとりつつ、標高を上げていく。途中、アンデス高山帯にしか生育しないプヤ・ライモンディを見学しに立ち寄る。

この植物は100年に一度しか花をつけないと言われている。また、途中、古代人の壁画らしきものもあったり。

登山口に到着。今回も制限時間3時間の登山である。スタート地点は既に4700m。5000mまで登る。前回に続き呼吸は早くなるものの、特に高山病にもならず。ここでは登山客用に馬も用意されているので、必要な人は使うと良いだろう。

山に祈る老人。なんだか土着的な匂いがして好きだ。

おまけ。後日ワラス散策で登った十字架の丘。観光地化されておらず綺麗な丘だが、途中、犬が威嚇してくるのと、遅い時間だと盗賊が出るらしのでご注意を。

3/10 ラグーナ69 ( lago69 y lagunas de llanganuco)

今日は、ワラスでもメジャーな湖のツアーに参加。実は、ここワラスはトレッキングが有名であり、数泊のトレッキングツアーに参加するつもりであったが、今は雨季。探せばツアーはあるようだが、雨では苦行になってしまうので、今回は1日ツアーで回ることにした。ちょうど、同じホステルに日本人がいたので、一緒に参加する事に。

早朝5:30頃集合。バスに揺られ、まずは一つ目の湖へ。途中、レストランによってひと休憩。

ここペルーでは、日常的にコカの葉を噛む習慣がある。いわゆるコカインの原料だ。感覚で言えばタバコが近いものだろうか?疲れた時や、休憩の時に噛む。利尿作用があり、高山病にも効くらしい。抗高山病薬としてアセタゾラミド(商品名ダイアモックス)があるが、これは利尿剤であり代謝性アシドーシスになり、それによって代償性に呼吸性アルカローシスを起こす事によるようだ。コカの葉にの作用機序については知らないが、コカインと効くと悪いイメージがあるが、それはその成分を精製したからであり、Drugとなる。が、もともとはペルーにあった文化であり、特にコカの葉をかんでも問題になる事はないようだ。このようにコカインのイメージから文化を否定する風潮はいたたまれない気持ちになる。(別にDrugを推奨しているわけではない。)

旅に話を戻そう。バスに戻り道を進む。標高は徐々に上がってゆく。一つ目の湖はlagunas de llanganuco。すでに標高3850mである。が、美しいエメラルドグリーンの湖が広がる。

そこから少し進んだところから、laguna69への登山が始まる。一緒に来た日本人は既に唇が青い。が、頑張って登ると言う。ここで与えられた時間は確か6時間ほど。高所という事もあり人によって速さが違うため、制限時間以内に戻るという条件の登山だ。基本、参加者全員登れていたようだが、人によっては厳しいだろう。登山道は一本道でわかりやすく、自然保護区に指定されているであろうこの地域は、景色がよく、歩いているだけで心が弾む。歩いているとよく牛に遭遇する。おそらく飼育されているのだろう。そして恐ろしく身軽だ、道なき崖をかけて行く。ヤギかっ!とつっこみを入れたくなる気持ちを抑え登る。

標高4600m。ようやくたどり着いた景色は、青く透き通っている。

僕はどうも高所に強いようで、特に高山病を感じるような事はなかった。ちなみに僕の血液はヘモグロビンがなぜか基準値上限くらい。そのせいだろうか?宿で会った日本人はまだ来ない。もうたどり着けないんじゃないかと思っていたが、20分程経ってようやく到着。よかった…が、彼女の体調は最悪そうだ…。

滞在時間は30分ほどで、山を下る。いわゆる秘境にはよくある事だが、だいたい湖を見るというより、トレッキングや登山に近くなる。例えば屋久島の縄文杉も1日がかりの登山になる。

帰りは少し早く二時間程で下山。しかし、やはり彼女が来ない。30分程遅れて到着。途中で吐いてしまったらしい。唇は青く、顔色もすこぶる悪い。バスに乗っても体調はすぐれない。しかし、街まで下りてくると、今までが嘘のように体調が回復した。高山病の場合、高度を下げれば体調が良くなると言うが、本当のようだ。まだ経験はないが高山病は非常に危険そうだ。皆さま、もし海外で登山する際はお気をつけて。

ペルーの山岳地帯、ワラス

夜、夜行バスにのりワラスへ。ここは標高の高い街で、中心地ですでに標高3000mである。早朝に到着し、宿に向かったのだが、快く迎え入れてくれた。少し寝てから、午後、宿の人に教えてもらったバスで向かえる湖へ。まずは市場を散策し腹ごしらえから。得体の知れないご飯が出てきたが、美味しい!

お腹も落ち着いたのでそろそろ、教えてもらったバスを探す。ローカルバンなので相変わらずボロボロ、ガタガタである。

所要時間はおおよそ一時間くらいだろうか?ここ”Wilka cocha” は、最近観光地として広めているらしく観光客はほぼいない。ビューポイントを目指し二時間程登るのだが、手があまり加えられていない山岳地帯であり、歩くだけで心地よい。伝承衣装をきたネイティブの人たちが動物と共に土壁の家で暮らしている。インカ道の名残りらしこところも。ちょくちょく家畜や犬が散歩しているのを目にする。出発地点は標高3200m程度。なので、それなりに登りもハードだ。

やっと頂上に着くとそこには360ど見渡せる丘があった。特に特別なものが見れたり、驚くような景色があるわけではないが、人もおらず心地よい風がふく。地元の人はここで普通の日常をおくっている。小一時間ほどぶらぶらした後、降りる頃は土砂降り。傘はあったが効き目なし。ずぶ濡れになって降りた。

ちなみに今回僕が泊まった宿がCasa de Ana というところ。安宿だがホスピタリティが高く、いろいろ教えてくれるのでバックパッカーにはおススメである。英語はほぼ通じないためスペイン語で。

明日は、rago69、lagunas de llanganucoに向かう。

ペルー(3/7-3/28)第9カ国目

トルヒーヨ

夜行バスにのり、まずはチクラヨに向かう。夜間に国境を超え、明け方ペルーへ。しかし、何か問題があり、通常の道は不通の様で迂回。ガタガタ道をバスで向かう。もう、すでに遅れているのだが渋滞。どうやら、高速でストライキがあった様だ。って、完全に不通じゃん!愕然と他の客とただ待つ。ガソリンがもったいないのか、灼熱の中、エンジンoff、クーラーはなしだ。しかもまだペルーのお金も持っていない。一文無しだ。もちろんこんなど田舎にATMなどない。近くにいたペルー人に仲介してもらって米ドルとペルーソルを交換してもらい、やっと水分を入手。灼熱の中二時間ほど待つ。よくわからないが、とりあえずストライキの問題は終了したようだ。ようやっとのことで、チクラヨに着くが夕方3時。本当はその日のうちに、ワラスと言う山岳地帯に行きたかったが明らかに無理そうなため、もう少し近くにあるトルヒーヨと言う都市に向かうことにした。

ペルーの面倒名ところは、バス会社がまとまっておらず、各社バラバラ。面倒だが、周りの人に教えてもらい次のバスステーションに向かう。チケットを購入し、4時ごろ出発。予定が立たなかったため、まだ宿は取っていなかったが、目的地に着く頃、隣にいたペルー人が到着が遅いため危ないからと宿を取ってくれた。

翌日夜行バスまで時間があったので少しだけ観光。

チャンチャン遺跡。ドラゴンのワカ。

ワンチャコ海岸

夜行バスでワラスに向かう。