2/21~3/2(9泊10日)
サンタクルス島、3日間(21~23)
10時過ぎに空港に到着。カウンターに行ったところ、なにやら「向こうのカウンターに行け」と促された。行ってみると、カードを20ドルで買わされた。どうも入島管理カードというものらしい。一緒にセキュリティーチェックを受ける。危険物というよりも、環境に影響を与える種子や生物の管理が目的のようだ。
13時離陸。2時間ほどのフライトだろうか。島が見えてくる。海も空も果てしなく青い。
着陸すると、そこはすでに離島の様相だ。なんと形容したら良いだろう?砂漠か?異国というより、他の惑星に着いた気分だ。当然だが、ガラパゴス諸島観光のためのみの空港なので規模は小さい。建物に入り「入島税」100ドルを支払う。
到着したのはバルトラ島。ガラパゴス諸島に空港は二つあるが、その片方。自力でいける島がサンタクルス、サンクリストバル、イザベラ島と3島あるが、ここは中心にある島、サンタクルス島につながっている。
ここからサンタクルスの中心地までが遠い。まずはバスで15分ほど揺られサンタクルス島と結ぶ船着場まで行く。こちらのバスは無料。この二島の距離は目と鼻の先なのだが、乗ったり降りたりで30分ほど。ここから中心地プエルトアヨラまで1時間ほどバスに揺られる。
島は独特の気候であるらしく、景色を見ているだけで新鮮だ。飽きることがない。島の中心は小高い丘になっており、そのせいで、よく雨が降っている。ようやくプエルトアヨラのバスターミナル(といっても、これ以外のルートのバスはないと思うが)に到着。ホテルに向かう。夕方から友達と合流し、この日はゆるりと過ごした。
翌日は、朝からぶらぶら、その辺にアシカだの海鳥だのごろごろいる。さすがガラパゴスと言ったところか。魚市場に行くと、のら海鳥やのらアシカがおこぼれを狙っている…。島っぽいというか、なんというか、ゆるい空気だ。ま、それが良いのだが。
一回りした後、島の中心の方にあるゾウガメ保護区(エルチャト)へ。タクシーで向かうのだが、保護区手前から、のらゾウガメがのそのそ歩いている。ゆるい…、希少性に対するアンチテーゼでも投げかけたいのか、君らは?ようやっと到着、ゆっくりと散歩する。保護区だけあって?大きい個体が多い。日本にいると、まさしく地球の裏側の国。この見慣れない世界を見ていると、時節フィクションの様に感じてしまう。そして目の前に、飽きるほどのゾウガメ。このギャップが心地よい違和感だ。一応保護区を何となく有刺鉄線で仕切っているが、周りは森である。おそらく、野生のゾウガメもたくさん混ざっていそうだ。
ひと周りしてプエルトアヨラへ。次はチャールズダーウィン研究所へ。入場無料。入島税を取っている観光地だけあってきれいに整備されている。ここでは、ゾウガメ、イグアナをメインに展示している。ゾウガメには、背が低い草を食べる種族と、背が高い草を食べる種族がいるが、後者はすでに絶滅してしまったらしい。ピンタゾウガメであるジョージが最後の個体だそうだ。ここに展示されている。
やる気無くしちゃった、亀さんが一匹…
その辺の景色が、どこでもきれいだ。
夜は、もちろんシーフードを食べに町へ。明日はサンクリストバルへ向かう。