徒然なるままにサンティアゴ。(ワイン、チリについて)

時たま何かを感じる事がある。その衝動に確信はあれど、揺らぎと、突発性を持ち合わせる。だから、思った時分にoutputする必要があるだろう。

と言う事でチリ、サンティアゴ。

チリ、サンペドロデアタカマに入った瞬間から感じる、安堵感。南米ではあるが物価が高い。が、治安とは物価に比例するものなのか?サンティアゴまでの24時間のバスで初めて熟睡してしまった。

サンティアゴ市内に早朝着いて宿に向かったが、恐怖心がほとんどない。

チリは日本の裏側であるし、ワインくらいのイメージしかなかったが、先進国である事を感じる。世間的には中進国と言うそうな。

地下鉄は、四方八方に走っており、安心して乗れる。時節、ライブが始まる。路上、公園、車内。とてもハッピーな気分になれる。日本でも路上ライブはやっているが雰囲気が違う。日本の路上ライブはどうも入りきれていないが、チリでは、バッチリきまっている!観客も楽しそうだ。感覚的に、これからこれから伸びるであろう国だと感じる。ひるがえって、日本はどうか?僕としては、楽しい時分でさえ、時節、一抹の空虚は拭えない。なんとも暗い国である。塩野七生は、「ローマ人の物語」において「国には生老病死がある」と言うがどうだろうか。日本と言う国はもうご老体か?

御託はさておき、ワイナリー巡りである。サンティアゴには、数日滞在するが、二つのワイナリーを巡った。「concha y toro 」と「emiliana 」。チリのワイナリーは有名なだけあって?きちんと入場料をとる。しかし、それに見合う説明と試飲をさせてくれる。

コンチャイトロは、ディアブロ、つまり悪魔のワインを扱っている。日本ではキリンが扱っているか?基本的なブドウの品種や醸造過程などを教えてくれる。敷地内は綺麗に手入れされており、心地よい庭が広がる。低級なモノから順次試飲していくが、基本的に安いモノはステンレス槽で、ついでアメリカのオーク材(樽)、フランスのオーク材(樽)だそうだ。オーク材に関しては、何回か使い回す。もちろん上級なものほど、新品を使う。なんでもアメリカはマッチョで、フランスは繊細らしい。わからんでもない。

今まで、味の異差はあれど、それがなんなのかわからなかったが、これがステンレス槽か!というのはわかった。やはり、僕は樽の方が好きなようだ。もちろん高いけどね。

最後に4000円程度のワインを飲んだが、それなり。大量生産のせいか?それとも個人的味覚か?大企業ゆえ、大量の観光客が来る事も一因かもしれない。

続いてエメリアーナ。コンチャイトロと違いツアーをやっていないので、そもそも人が少ない。園内には10人程度の観光客しかいなかった。事前に予約が必要だが、二つのコースが紹介された。要は、一番高いワインを飲むか飲まないか?迷った末、高い方を選択。この農園はオーガニックを売りにしており、その理念、方法などを説明してくれた。

ざっくり…

農薬を使わないから、土壌が汚れない。

虫がつかないように、匂いの強い?虫の嫌がる?花や草を一緒に栽培。

ついでに、昆虫を食べてくれるように鳥も放し飼いにしておく。(ちょっとぶどうも食べるけど)

土壌を良くするために、家畜の糞、草なども混ぜる。(コンポストがなんとかと言っていたがなんとなくしか理解できなかった。)

とにかく、観光客も少なく敷地内も心地よい。とても良い場所だった。最上級のワインGe(へ)は大変美味!5杯もテイスティングした僕は、へべれけで帰途についた(笑

要は何が言いたいのか?

まだ表層しか見えていないが、気候、治安がよく、陽気で、ワインも美味しい。なかなかいい国なんじゃないかチリは…。

 

そう思った次第である。

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明後日からパタゴニア。行けれは、ウシュアイアまで行ってきます♪